「思わせぶりなラインで」

当選したミニライブへ行く。
少人数なので、キリンジ二人との距離がとても近い(いつもは遠くのステージとかネットで見ている人だから、現実に近づくと何だか奇妙)!ぷぷぷと笑えるトークと、歌声とギターの音色に聞き惚れるライブとで、まるで夢を見ているかのような幸せな時間を過ごした。当たり前だけれど、歌もギターも上手。さっきまで普通に話していたこの人から、この歌声が出ているのか…と、思うと何だか不思議な感じがした。人間の身体って、凄いものだな。
歌っている顔が気持ちよさそうで、響き渡る歌声が素敵で。ぼんやりと惚けた脳内に浮かんだイメージは。

何だか神聖で、こんな風に見えた(笑)。ギターを持たせれば完璧(すみません)!

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どの曲もアコースティックなアレンジで聞くと、ああ、とても素敵なメロディだな、と改めて感じられた。CDで聞いた時には、手の込んだアレンジにばかり意識が集中してしまって、キリンジもだいぶ変化したなぁ、という印象の方が強く残ったけれど、メロディの美しさなど、基本は微塵も変わっていないということに気付く。じわーっと心に染み入って、こんな風に曲を作る人がいることを嬉しく思った。

BUOYANCY

BUOYANCY

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会場がカフェのように素敵な内装で、うららかとリラックス感が溢れる雰囲気だったので、なおさら幸せな心地になり、ボンヤリと色々考えた。こんな場所あったなんて、知らなかったー。ステージなり、ソファなり、ドリンクのカウンターなり、本当に可愛くて、企画したコロンビアのスタッフさん、さすがです。

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トーク&ミニライブ、との案内だったので、それだけだとばかり思っていたら、「終了後にキリンジが握手でお見送りします」とのアナウンス。ええー?!嬉しいけれど、突然すぎて心の準備ができそうにない(泣)。
ぼんやり夢心地のまま二人の前へ行く。目の前に立つとさらに意識がふっ飛んで、「楽しかったです」「ライブ楽しみにしています」、としか言えなかった。目が泳いでしまって、まるで女子が苦手な男子中学生状態に(ショック!)。
近くで見た二人は、ステージで見た時よりもさらにたくましく、がっしりとした男らしい印象だった。握った手も、二人とも肉厚で頼もしい感触。格好良いー。もっと図々しくぎゅうっと握ってこれれば良かったな(笑)。