カーブミラー

HARCOのカーブミラー、歌詞が凄い。
それが何に起因するかを明らかにできないような悩みや屈折した感情を抱いていて、うだるような暑さの8月の景色も、気になるあの人も、目の前のもの全てが自分をすり抜けて掠めていってしまう虚しく切ない感覚。
目の前のものを失うように過ごしてしまっているのは自分以外の何者でもないのに、それをまた悩ましく思っている。
どこまでもどこまでも自分の感情と向き合って過ごしていて、なんて実直な人なんだろう。
海でビール飲んで、夏イエー!とかやってもバチはあたらないのに、自分の心の中に存在している何かとしっかり交流している。
この非生産的な過ごし方、若いからこそできることだよなぁ。それが長い人生の中でどのような意味をなすのか私にはまだわからないけど、きっと人間としての深い魅力にはつながってくると思う。