「もしもピアノが弾けたなら」

itmsで一曲売りをしていたので、ぽちっと
最初はヤスの声に泣き、続いて阿久さんの歌詞に泣いた。

続・人間万葉歌~阿久悠 作詞集

続・人間万葉歌~阿久悠 作詞集

もしもピアノが弾けたなら
思いのすべてを歌にして
きみに伝えることだろう
雨が降る日は雨のよに
風吹く夜には風のように
晴れた朝には晴れやかに
だけど ぼくにはピアノがない
きみに聴かせる腕もない
心はいつでも半開き
伝える言葉が残される
アア アー アア…… 残される


もしもピアノが弾けたなら
小さな灯りを一つつけ
きみに聴かせることだろう
人を愛したよろこびや
心が通わぬ悲しみや
おさえきれない情熱や
だけど ぼくにはピアノがない
きみと夢みることもない
心はいつでも空まわり
聴かせる夢さえ遠ざかる
アア アー アア…… 遠ざかる

きっといつまでも廃れない。
何だかもう自分ってどうしようもない奴だな…と思い悩むことは多いが、人間は皆、そういうものなのかもしれないね、と思った。