「もっといい場所へ」

先輩はすごい、そう思った。何だあの仕事の完成度は。知識量もハンパない。
―そう思った私はどうするのか。自分に問うてみる。
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仲間がほんの些細なことのお礼にと、ホカホカのあんまんとチロルチョコをくれた。
友達も一緒にもらっていたので、美味しいね、気晴らしになるね、と研究室で二人並んであんまんを食した。
同室の男の子は明日当たっている英語輪読の予習に飽きてしまったみたいで、ずっとあの廻るイスでくるくる回っていた。
それなら気分転換に購買言ってお菓子買ってきてよ〜とパシリリクエストしてみたりしてみたけど、えーやだよ〜と笑顔で断られる(かわいいナァ)。
結局14時から20時まで研究室で予習して、帰り道では友達と新しくできた花屋を覗いた。お花は心が安らぐ。
カワイイお店を見ながら、「研究室をカスタムしたいね」「植物とか置きたいね」「コーヒーメーカーも常備してカワイイマグカップでコーヒー飲んだりするのも良いね」とワクワク妄想する。考えているだけでとても楽しい。
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家に帰ってぐったりして、半分寝たような状態になる。
でもまだ明日の準備が半分しか終わっていない!立ち向かう気力がなくて、意味もなく深夜に食パンを一枚食べてみる。そういえばバナナも一本食べちゃったな…
それでもあまりやる気が出ないので、炭酸のキツイコーラを飲みながらもうちょっと頑張ってみると決意。胃が荒れそうだな〜
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小さな楽しさのタネがいっぱいあるからやっていけるのだけれど、私はどこを向いて歩いているのか、今やっていることがどう将来実るのかと改めて考えてみても、いまいちよくわからない。
研究室で頑張ってみた後で友達と「毎日の課題に立ち向かってみてもどうしても前進した気がしないんだよね」という話をした。授業中ボロが出ないように重箱の隅をつつくような勉強、本当にこれでいいのだろうかー?
別に軽く勉強の感想を言い合った程度だけど、そう言うことを感じて話せる友人を得られてとても幸せだ。ただ、言葉の通りどこか悩ましく、お互いに辛いのは事実。
そういえば、大学の教養科目で「思索と人生」なんてあったな。実際、人間こんなものなのかもしれない。ちょこっとした幸せを感じるのとうぐぐぐともがき悩むのとで、とっても生きている感覚を得てはいる。
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あー何書いても意味わからない、イヤだなぁ。ていうか言うほど私は勉強してない!きゃぁ!
てかそろそろ予習始めなきゃ…無睡決定だな。